アドラー心理学で寄り添う:「なんとなく物足りなさ」を一緒に考えたセッション

物足りない人生から満たされた人生へ 未分類

はじめに

サナさんは、31歳、独身、会社員の女性。

「仕事や生活には大きな問題はないけれど、毎日に物足りなさを感じている」そんな漠然としたモヤモヤの解消に向けたセッションです。

クライアントの悩みは、「仕事も生活も特に不満はないのに、なんとなく毎日に物足りなさを感じる」という漠然としたモヤモヤでした。

今回も、アドラー心理学の考え方を交えて「心の物足りなさ」の正体を探っていきます。

31歳女性の「なんとなく物足りない毎日」

クライアントは30代前半の独身女性。会社員として働き、友人との交流もあり、趣味もある。

一見すると“満たされている日常”ですが、ご本人はこう語ります。

「生活に困っているわけじゃないし、職場の人間関係も悪くない。だけど、“これでいいのかな?”って思うことがあるんです。何かが足りない気がして…」

これは、特定の出来事に原因がある悩みではなく、漠然とした“心の空白”のような感覚

ですが、このような“物足りなさ”にもちゃんと意味があります。

アドラー心理学では、こうした感覚を「変化を求める内なるサイン」として捉えます。

「好きなことはある。でも、満たされない」その理由は?

クライアントはこう続けます。

「カフェ巡りや映画、本など趣味もあります。でも、楽しいんですけど…何かが欠けてるような気がして。」

実はこの状態、アドラー心理学で言う「共同体感覚」の不足に通じます。

▶︎ 共同体感覚とは?

アドラーが大切にした概念で、「自分は社会の一部であり、誰かの役に立っている」と実感する感覚のこと。

つまり、ただ“好きなこと”を楽しむだけでは心の深い部分は満たされにくいのです。

「自分の存在意義」や「誰かとのつながり」も、満足感に大きく影響しています。

セッションの中で見えた“ワクワクの種”

過去の体験を振り返る中で、クライアントがふと話してくれたのは、学生時代に行った台湾旅行の思い出。

「現地の人に助けられたり、言葉が通じなかったり…全部が新鮮で、“自分が広がった”って感じがしたんです」

この言葉にヒントがありました。

▶︎ 知らない世界に触れたとき、人は「生きてる実感」を得やすい。

そしてクライアントは自らこう語りはじめます。

「もしかして私、“知らないことを知る”ことが好きなのかも…」

ここで見つかったのが、その人にとっての“ワクワクの種”

これはまさに、アドラー心理学の中で大切にされている「自己決定性」と「目的論」が活きる瞬間でした。

アドラー心理学の視点で読み解く「物足りない」の正体

アドラー心理学では、心の状態を「過去の原因」ではなく、「今と未来の目的」から捉えます。

つまり

  • モヤモヤしている
    • =何かを“変えたい”という無意識の欲求のサイン
  • やりたいことがわからない
    • =“今のままじゃない何か”を求めている途中

ということ。

答えは、誰かが与えるものではなく、対話の中で自分の中から見つけていくものです。

小さな行動が「心の空白」を満たしていく

セッションを通してクライアントは

  • もう一度、英会話に挑戦してみようかな
  • 行ったことのない街を散歩してみたい
  • “新しいこと”に出会う行動を日常に増やしてみよう

という、自分なりの「行動のヒント」を見つけていきました。

このように、心のモヤモヤは“自分らしさ”に戻るためのサイン

少しずつ、自分の気持ちに沿った行動を増やすことで、自然と満たされる感覚が戻ってくることがあります。

まとめ:心が満たされないのは、「もっと自分らしく生きたい」から

「なんとなく毎日が物足りない」

「心が満たされない」

そんな感情が湧いてきたら、それはあなたの心からのメッセージかもしれません。

焦らなくて大丈夫。

アドラー心理学では、“今の自分”を否定せずに、未来に目を向ける勇気を大切にします。

あなたへのメッセージ

もし今、あなたが

  • やりたいことがわからない
  • 今のままでいいのか不安
  • 心のどこかがモヤモヤしている

と感じているなら、自分の中にある“ワクワクの種”を一緒に探してみませんか?

小さな一歩が、大きな変化につながるかもしれません。

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