上司の目が気になって、自由に動けないあなたへ
「上司の目が気になって、自分のやり方に自信が持てない」
そんな悩みを抱えている人は、少なくありません。
注意されたわけでもないのに、表情ひとつで心がざわついたり、
「これで合ってるのかな」と確認ばかりしてしまう。
今回は、そんな不安を感じている方へのカウンセリングセッション例を紹介します。
テーマは「上司の目が気になって自由に動けない」。
カウンセリングの始まり
最近、上司の目がすごく気になってしまうんです。
ちょっとした発言とか資料の出し方とか、
「これでいいのかな」って不安になります。
私はカウンセラーとして、その思いにそっと寄り添いました。
「それって毎日顔を合わせて仕事をする相手だから、しんどいですよね…。
いつ頃からそう感じるようになりましたか?」
クライエントは少し考えながら、
「ここ2〜3ヶ月くらい前からです」と話してくれました。
感情に気づくステップ
「ついそう考えてしまうとき、どんな気持ちになりますか?」
クライエントはこう言いました。
「胸がギュッとして、失敗したかもって不安になります。
家に帰っても気が張ったままで、リラックスできません。」
私は「それはしんどいですよね…」と共感しながら、
「理想の自分の姿って、どんな感じですか?」と質問しました。
「もっと気楽に働きたい。
上司の顔色を気にせず、自分のペースで動きたいです。」
安心できる場面を探す
「どんなときは職場で気楽に過ごせていると思いますか?」
「同僚と笑っているときや、
一人で作業に集中しているときは落ち着きます。」
その言葉から見えてきたのは、
“他人の評価”より“自分の心地よさ”に意識が向いたとき、
安心を感じられているということでした。
不安の正体に近づく
「見られている感じがするとき、どんなイメージが浮かびますか?」
「上司が眉をひそめたように見えると、
“また何か思われてるかも”って責められてる映像が頭に浮かぶんです。」
そこで私は、やさしく尋ねました。
「そのように悪い方向にイメージしてしまうのは、何かきっかけがありそうですか?」
「学生の頃、発表でつまづいたときに笑われた経験があって…。
それ以来、人の反応を気にするようになったのかもしれません。」
インナーチャイルドに声をかける
私は静かに問いかけました。
「そのときの自分をイメージしてみてください。
今のあなたが、その子に声をかけるなら、どんな言葉をかけますか?」
「『よく頑張ったね』『少し言葉が詰まっても大丈夫だよ』って言いたいです。」
その瞬間、クライエントの表情が少しやわらぎました。
“責められる自分”から、“励まされる自分”へ。
心の中で小さな変化が起きたようでした。
不安を感じたときの新しい習慣
私は最後に、こう提案しました。
「明日から、不安な気持ちになったら、
『大丈夫だよ、よく頑張ってるよ』って声をかけてあげましょう。
そして、どんなときに少し落ち着けたかも思い出してみてください。」
クライエントは少し笑いながら、
「誰かに話を聞いてもらうだけで落ち着きますね。
そして、自分が安心できる瞬間を意識してみようと思います。」
と話してくれました。
まとめ 〜自分を責めずに、労わる勇気〜
上司の目が気になってしまうのは、
“怠けているから”でも“弱いから”でもありません。
それだけ真面目で、頑張り屋だからこそ、評価に敏感になるのです。
けれど、本当に必要なのは「完璧に見せること」ではなく、
緊張している自分に優しく声をかけることかもしれません。
不安を感じたときこそ、
「大丈夫、よく頑張ってるよ」
そう自分に伝えてあげてください。
その小さなひと声が、
あなたの心を少しずつ、自由にしてくれます🍀

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