はじめに:ずっと、自信がなかった
私は長い間、「自分なんて…」と思いながら生きてきました。
自信がなくて、他人と比べては自分を卑下して。SNSで幸せそうな投稿を見るたびに、心の中でため息が出るような毎日でした。
「みんなすごい。私は何も持っていない」
「いつか私も…」と思いながら努力していたけど、“いつか”なんて、全然来なかったんです。
自己肯定感が低い人が抱える「不足感」
自信が持てない原因は、いつも“ないもの”にばかり目を向けていたことでした。
- 彼氏がいない
- お金がない
- 自信がない
- 成功体験もない
「だから私はダメなんだ」と、**自分の価値=“持っているもの”**と信じていたんです。
でも、たとえ何かを手に入れても、その喜びはすぐに薄れていきました。
それを持っていることが「当たり前」になってしまって、また新たな“不足”を探してしまう。
そうやって、ずっと満たされない感覚の中にいました。
ネガティブに敏感なのは、人間の本能
「なんで私はポジティブになれないんだろう」って悩んでいたけど、
人間はそもそもネガティブなことに強く反応するようにできているんですよね。
危険から身を守るために、脳がマイナスの情報を優先的に記憶する。
だから失敗した時、何度もその場面が頭に浮かんでしまう。
ミスを引きずるのは、ある意味自然なことなんです。
人生を変えた一冊:『THE HAPPINESS』
そんな時に出会ったのが、精神科医・樺沢紫苑さんの著書『THE HAPPINESS』でした。
そこにはこう書いてありました。
「人は、“今ある幸せ”に気づくことで、幸福度が上がる」
その実践方法として紹介されていたのが「感謝日記」。
私は思い切って、1日30個の感謝をノートに書くことに決めました。
感謝日記30個は、正直きつかった(笑)
最初は5個ですら大変でした。
「そんなに感謝することなんてないよ…」って思って。
でも、無理やり絞り出すように書き続けていると、次第に気づきが変わってきたんです。
- 夜に字が書けるのは、電気があるから。ありがとう
- 字が書けるペンとノートがある。ありがとう
- 今日も遊んでくれる友達がいた。ありがとう
- 健康な体で過ごせた。ありがとう
“当たり前”だったことが、少しずつ“ありがたいこと”に見えてきたんです。
感謝から生まれた、“自分への思いやり”
続けていくうちに、こう思えるようになりました。
「今日ここに生きているのは、過去の私ががんばってくれたからだ。ありがとう、自分」
そう思ったとき、なんだか過去の失敗まで許せるようになった気がしました。
…ちょっとキレイごとっぽいかもしれないけど(笑)
でも本気で、「あの失敗も、今の自分に必要な経験だった」と思えたんです。
ミスしても、立ち直りが早くなった
前の私は、ちょっとしたミスを何日も引きずっていました。
でも今は、違います。
「死ぬわけじゃないし、まぁいいか」
「人間なんだから、ミスもするよね」
そんなふうに、自分を責めすぎない思考に切り替えられるようになりました。
感謝が、自分にも他人にも寛大になれる土台をくれたんです。
自己肯定感は“育てる”んじゃなく、“気づく”もの
私はずっと「自己肯定感を高めなきゃ」って思っていました。
でも今は、こう思います。
自己肯定感は、育てるものじゃない。気づくものだ。
あなたがもし、何も悪いことをしていないのに「私はダメだ」と思っていたとしたら――
それは思い違いかもしれません。
犯罪を犯しているわけじゃないし、人を傷つけたいわけでもない。
それだけで、あなたは「十分いい人」です。
おわりに:自分を責める前に、自分をねぎらってあげよう
もし今、自己肯定感が低くて苦しいと思っているなら、
「もっと頑張らなきゃ」と思う前に、こう言ってあげてください。
「ここまで、よく生きてきたよね」
「今日も一日、ちゃんと生きた。えらいよ」
思いやりを、自分にも。
それが、自己肯定感の始まりになるはずです。


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