『風待荘へようこそ』(感想)~依存せず、自分自身も周りも大切にして生きたいという視点に共感しました~
『風待荘へようこそ』(著者○○)は、自分自身の足元も視野も広げることで生まれてくる希望の物語です。
主人公は40代の元専業主婦。家族の世話に徹してきた日常から突然夫も娘も離れて暮らすという転機に直面しました。どうしたらいいか分からないという虚ろな気持ちの中、自分宛に届いた「風待荘で働きませんか?」というダイレクトメールに従って、1人京都に移住してきます。
「世間知らず」であっても「家族を大切にしてきた」という視点も尊く、もし結婚生活が続いたまま母親という役割に縛られていたら、母子関係も歪み、自分自身も苦しくなっていたかもしれないという視点に胸を打たれます。
離婚して必然的に娘と距離を取るようになったという寂しさも抱えていましたが、だからこそ、自分自身がどう生きたいか真摯に向き合う時間も生まれていました。
働くというチャレンジによって視野も広がっていき、他者との出会いや安心して帰ってこられる「居場所」を獲得していくという展開に希望を抱きます。
依存せず、自分も周りも大切にして生きたいという視点に学ぶもの
読みながら印象に残ったのは、主人公が**「1つだけ、1人だけに依存してはいけない」と気付くという視点です**。
さびしくても「会えなくて寂しいよ」とメッセージに頼るだけじゃなく、自分自身が出会った人や足を運んだ場所の話という「ネタ」を増やしていくことで、娘との会話もより豊かに、近しくなっていきます。
私も、この視点に大変共感しました。
毎日同じ話ばかりしていたら、自分も飽きるし、周りも飽きてしまいます。
だからこそ、自分自身も少しチャレンジして、自分の魅力も視野も広げていくという視点が大切なのです。
「依存してはいけない」と言うと冷たい印象に捉えてしまうかもしれないですし、安心して依存してよい関係もあります。
とは言え、自分自身が成長して魅力を増していくことで、一番近くにいる大切な人も安心して付き合いやすくなるという視点に、この物語から気付かされたというわけです。
新しくチャレンジして、自分も周りも幸せに
『風待荘へようこそ』を読んで、自分自身も「少し勇気を出してみよう」と思いました。
久しぶりに友達に連絡して、ドライブに誘ってみたというチャレンジです。
最初に「断られたらどうしよう」と不安もありましたが、返事があって、自分が行きたい場所も整理して、ワクワクしているという気持ちに気付きます。
依存せず、自分も周りも幸せにしていくという視点に大変勇気をもらいました。


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